へぎそばとは
へぎそばとは、新潟県魚沼地方発祥の蕎麦で、へぎ(片木)と呼ばれる器に盛り付けて食べることから「へぎそば」と名付けられました。
へぎそばは、布海苔(ふのり)という海藻をつなぎに使っているのが特徴で、コシが強く弾力性に富んだ独特の食感となめらかな喉越しで多くの方に愛されてきました。
もうひとつの特徴がその盛られ方です。時間が経っても取り分けやすく食べやすいよう、茹で上げた蕎麦を一口大に丸めて盛り付けます。取り分ける際に手を振るようにして盛り付けることから「手振りそば」とも呼ばれています。
へぎ(片木)
へぎとは、杉などの板を薄くそいで、四方に縁を付けた四角い器のことをいいます。この器に冷やしたそばを、1口程度に丸めて盛りつけることから「へぎそば」と呼ばれています。
ふのり(布海苔)
ふのりとは、もとは織物の糊付けに使われていた海藻で、それがいつしかそばの”つなぎ”として使われるようになりました。 コレステロールを身体から取り除くなど健康にも良い食材です。